毎日ラッキーラッキー(・∀・)
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うちの田舎の空気を思い出した
総ページ数140Pに及ぶガイドブック。確かにこの本は映画を観る前には読まないほうがいい。映画のロングランが決まったと言うのでこれから観に行こうと思ってる人も多いだろうし。
約100Pは絵コンテを基にしてストーリーを映画のフィルム画像で構成している。絵は極めて豊富に掲載されておりまさにビジュアル本の感じか。でも絵が多い分、一つ一つの大きさが小さいのが少し不満ではある。
残り40Pは監督のインタビュー、映画の世界観を形作る仮想世界「OZ」やキャラや陣内家の設定資料、スタッフ・声優陣のインタビューに割いている。ここの部分もけっこう読み応えあり。ビジュアル面に力を入れているので資料集としてみたら物足りない部分もあるのかもしれないがそういう人はより詳しい完全設定資料集の方を買ったら良いと思う。普通の人ならこの本で十分映画の魅力は堪能できるのではないだろうか?
陣内家の設定資料からうちの田舎を思い出した。今度久しぶりに帰ってみるか・・(笑)2009年、『サマーウォーズ』に出逢えた夏。そのスーベニールに、ぜひ。
お盆明けのシネコンは、えらいことになっていた。
公開直後、そこそこ入ったお客さんたちと一緒に一度観て、それからまもなくハコが小さくなり「やっぱ無謀だったか、拡大公開は……。」と思ったところへ細田監督の前作『時をかける少女』が何度めかの地上波オンエア。これがピンポイント的に功を奏したのか、そのお盆明け、まだ大きいハコではなかったが、ほぼ満席の盛況ぶりとなっていたのだった。
客層も幅広く、上映終了後、あちこちから好意的な感想がきこえてきたのも、またうれしいことだった。
細田監督が、またやってくれた。
そしてその仕事に、観客がちゃんとついて来た。
その一人として、この『サマーウォーズ』という新たな傑作に触れることのできたオレは、まったくもって幸せ者だったのだ。
そして、この本。
演出過剰になることなく必要なコマが連ねられている、ラストまでのフィルム・ストーリーが約100ページ。残りの約40ページがスタッフ/キャストへのインタビューやコメント、キャラクター・デザイン画、美術設定、デジタル設定などで構成されている。
しかし、改めて思ったけど、本当によくできた話だ。
本編を観ていて、胸を打たれはしたけど泣くとこまで行かなかったこのオレが、この本を見ていて思わず泣いてしまったのだから。
これはストーリーに《力》がある、ってことだな、きっと。
映像ソフト発売が待てない人のための本でもあるが、じゃあソフト化されたらもういいのか、というと、決してそうではない。
現物にあたることなく、心静かに『サマーウォーズ』の物語を反芻したい時も、きっと来る。
そういう時のためにも、ぜひこの一冊をお手許に置いておいてほしい。
なお、この本の表紙は“三層構造”になっており、大きな帯を外し、さらにカバーを外すことによって、それぞれ異なった魅力ある『顔』をみることができる。映画を観たあとで読もう
公式と銘打った「ニュータイプ編」のガイドブックに相応しい内容です。
ただし、注意が一点。
帯にも書いてある通り、「映画を観てから読む」ことをオススメします。
なぜなら、フィルムブックのように物語のオチまで事細かく全部載っているから……。
(ご丁寧に見所シーンの台詞まで)
幸いなことに、今日劇場で見たあと家に届いたので私はギリギリセーフでした。
書籍の内容としては★4くらいかな、と思いつつ読み進めていましたが、巻末に掲載された
監督や脚本家の方々のコメントで、より映画を深く理解できました。
映画を観る、インタビュー記事を読むといった過程を経て、★5つです。
この夏に劇場へ足を運ばれる方は、くれぐれもフライングしないようにご注意を(笑)